中学校の不登校:いじめが原因

 

いじめは、境界線が非常に曖昧です。この例は、それを良く表しています。

 

南口君は、体の小さな中学2年生です。大枠では、普通の中学生と言えるでしょう。

 

ただ、からかわれっ子です。いじめられっ子ではなく、からかわれっ子なのです。

 

何故、からかわれるかというと、仕草が女の子っぽく、また、すぐ涙ぐんでしまうからです。

 

同級生にとっては南口君をからかうのが、学校に来る楽しみの一つです。南口君と話をして涙ぐませ、おい! 泣くなよ! お前男だろ! というのが面白いのです。

 

同級生にとって、これは決していじめではないのです。南口君を仲間と認めて、楽しんでいるのです。南口君もそんなニュアンスを感じていたので、それ程学校へ行くのが嫌ではありませんでした。

 

ところが、この遊びが段々エスカレートしてきました。どのようにエスカレートしたかというと、女の子まで参加しだしたのです。

 

女の子も南口君を涙ぐませようとします。しかし、これには南口君は耐えられませんでした。

 

南口君にも、男としてのプライドがあるのです。こうなるともう遊びではなくいじめです。

 

女の子のほぼ全員が、この遊びに参加するようになった頃、南口君は不登校になりました。