中学校の不登校:家庭が原因

 

玉置さんは中学2年のとき、地方から東京に転向して来ました。どちらかというと、暗い陰のある陰気な女の子です。

 

それには訳があるのです。玉置さんは地方で裕福ではありませんでしたが、親子三人で幸せに暮らしていました。ところが、父親に好きな女の人ができて、離婚してしまったのです。

 

とたんに玉置さんは貧乏な母子家庭になってしまいました。地方では働き口がなかったので東京に出てきたのですが、そこで母親はある男の人に出会って再婚します。

 

しかし、その父親はだらしない人で、玉置さんの母親に小さな飲み屋を経営させ、自分は遊んで暮らしています。玉置さんはそんな生活が大嫌いでしたが、自分ではどうしようもありません。ただ、自らのコンプレックスとして抱えていました。

 

だから、玉置さんは学校でも暗かったのです。

 

そういうことは誰にも言いたくなかったのですが、学校でばれてしまいました。玉置さんの筆箱には伊藤という名前が書いてあって、それを消して、玉置と書いています。同級生にそれを見つかり、どういうことなんだよ? と聞かれました。

 

玉置さんは何も言いませんでしたが、詮索好きの同級生は玉置さんの家まで調べにきて、玉置さんの生活を明らかにしてしまいます。

 

家庭のことをからかわれるようになった玉置さんは、もう学校へ行くのが嫌になりました。

 

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