高等学校の不登校:恋愛が原因

 

高校3年生の吉田君にとって一番重要なものは、2年生のときまでは学校と家庭でした。しかし、今は違います。何故なら、中村さんに出会ってしまったから。そう、恋愛がすべてになっているのです。

 

初めて中村さんを見かけたのは、朝の通学電車でした。その日は遅刻しそうになり、急いで電車に飛び乗ったので、いつもと違う車両に乗ったのです。そこに中村さんはいました。頭の中が真っ白になりました。一目ぼれです。

 

次の日からは、毎日その車両に乗るようにしました。そして、そこには必ず中村さんがいるのです。

 

1ヶ月くらいはただ毎朝、中村さんを眺めているだけでした。けれど、どうしても自分の気持ちを伝えたく、徹夜して手紙を書き、中村さんに渡しました。

 

次の日に中村さんが手渡してくれた手紙には、信じられないことが書いてありました。実は、私もあなたのことを意識していて、好意を持っているということが。

 

それから二人の交際が始まります。急速に仲良くなった二人は、もう、学校も家庭もどうでもよくなりました。

 

常に一緒にいたいと思い詰めた二人は共に家出して、アルバイトをしながら同棲しています。