不登校コラム:卒業式について

 

私の息子は不登校で、中学校は最初の1週間しか行っていません。中学生の間、ほとんどひきこもりでした。

 

当然、卒業式も行かないものだと思っていました

ところが、出席するというのです。

どういう心境かは、わかりません。

 

卒業式では生徒の席に座らずに、父兄席からの観覧です。私は、となりで息子の様子を伺っていましたが、何を感じているかはわかりません。ただ、じっと式次第を見つめていました。

 

その中学では通常の卒業式が終わった後に、不登校児のための卒業式を校長室で行ってくれます。全部で10人の不登校児がいるとのことでしたが、出席したのは息子を含めて二人でした。

 

大勢の先生の中、生徒は二人だけで息子は緊張気味でしたが、立派に卒業証書を受け取りました。

 

話していないので想像するしかないのですが、息子は本心では中学校にちゃんと通いたかったんだと思います。ささいなきっかけで、ひきこもりになってしまいましたが、中学校へのあこがれのようなものがあったのだと思います。そうでなければ、クラスメートの名前も顔も知らない、ほとんど縁のなかった中学校の卒業式に参加することはなかったと思います。

 

不登校児のための特別な卒業式をしてくれた、中学校に感謝します。卒業証書を受け取る、息子の誇らしげな顔が忘れられません。